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トイレットペーパーあれこれ

トイレットペーパーの規格は、日本工業規格( JIS P4501) にあります。

紙幅 114±2 mm、 芯の径(内径)38±1 mm、 巻取り外径 120mm以下などのほか、長さや品質、強さなどについても記載があります。ロッコロでは原理上、芯の径(内径)38±1 mmが大事な項目です。内径規格外の芯なし品や内径の小さい商品には対応しておりません。エコ品でも幅の狭い製品でのご使用には問題ありません。

 


みんなのトイレットペーパーの使い方

 出典:東洋経済オンライン 2014年12月12日

 トイレの使い方と同様、他人のトイレットペーパーの使い方を知る機会もほぼありません。調査は、日本製紙クレシアさんのアンケート調査によるものだそうです。

 

 複数にペーパーを重ねる方法にも、折りたたむ35%、手に巻き取る31%と、ロッコロ方式のように巻き取っている方が1/3近くもおられることに驚きました

 

 高率の「やわらかく丸める」は女性に多いとのこと。「小は丸めて、大は折りたたむか巻き取る」って女性も多いそうです。出典記事によりますと、男性はミシン目に沿ってきれいに折りたたむ方やミシン目単位でジャバラ折するような几帳面な方もあるとのことです。

 

 ミシン目の話がでてきましたが、ミシン目の間隔はJIS規格にはありません。多くは紙幅の約倍の230mm程が多いようです。これは国産化初期に輸入された生産機械のミシン目入れ機構がその仕様であったためだけだそうです。再生紙ではその半分の紙幅の間隔程度のものも多く見られます。



トイレットペーパーの裏表 (とロッコロ)

 

 ほとんどの紙と同じようにトイレットペーパーにも表裏があります。ふつうシングル(ダブルは後述)ではロールの外側が表、内側が裏で巻かれてあり、裏側がザラツキ感が強くなっています。ふんわり感や厚み・強度の増強のためエンボス加工(パターンのある凸凹)が施されたものが多く、またミシン目入りで切取りやすくしたものが多くなりました。ザラツキが強い裏のほうが汚れが取れやすい等で好んで使う方(上述グラフ 29%)もあり、皮膚にやさしい表を好む方(同37%)の方がやや多い程度の傾向であることには少し驚きました。

 

 ダブルにおいては大手メーカーさんの場合、2枚の裏を合わせて巻いてロールの外側も内側も表になるように製造してある

(このあたりもシングル・ダブルの選択理由になっている?方がおられるのかも知れません)とのこと。

しかし市販品の多くにはこの方法による製造でなく、表裏がそのまま現れているものも多く見られます。メーカーによるのか再生紙との関わりなのか?です。また分かれば掲載します。

 

 ロッコロでは原理的に使用に際し手に巻くと、元ロールの内側を外側として巻き取る事になります。つまりシングル等では裏を使うことになります。裏が嫌な方は最後の巻折を反対に折り返すことが必要になってしまいます(しかしコレは電動自動でジャバラ折をする高級機でも確率半分?で起こりえる事になると思いますが)。または、裏が出ないダブルのご使用をお薦め致します



シングルか ダブルか?

再生紙率は?

 

 全国平均では、大手メーカー(日本製紙)さんの売上量からの分析で[シングル4割ダブル6割]だそうです。

 

関東・関西では大きく異っと云った記事も見受けられ、大阪では[シングル7割ダブル3割]との記事を見かけたこともありますが出典はまた探しておきます。この地域の比較では少し古いですが、PRESIDENT 2012年3月5日号での比較グラフがあります。

 

 「関東ではダブルが好まれ、関西ではシングルが好まれるのは、今や業界の常識。経済性を重視する関西人は巻きの長いシングルを選ぶ。関東ではダブルが好まれ、関西ではシングルが好まれるのは、今や業界の常識。経済性を重視する関西人は巻きの長いシングルを選ぶ」との記事です。

 

 シングルが好まれるといっても関西全体ではダブルが6割で、これでは全国平均と同じです。大阪でのウワサのように何処かに強烈にシングルを牽引している地域があるのでしょうか?

 

 また市場での再生紙率は約6割で、これは強度の問題もあるのでダブルの製品が多いそうです。



トイレットペーパーの備蓄量は?

 

 備蓄っていうことから災害時に備えて!ということです。なんと推奨量は1ヶ月分です。

出典は経済産業省(ニュースリリース2015/08/27)からです。以下、要旨の転記をしておきます。

 

 毎年9月1日は防災の日。大規模災害の際にはトイレ不足が問題となりますが、原因の一つとしてトイレットペーパーの供給不足が挙げられます。

 

 東日本大震災では店頭から食品とともにトイレットペーパーが無くなるなど、被災地のみならず全国的にトイレットペーパー不足が発生しました。

 

 トイレットペーパーの国内生産の約4割は静岡県で行われており、東海地震等で静岡県が被災した場合、トイレットペーパーが全国的に深刻な供給不足となるおそれがあります。

 

 経済産業省の働きかけで日本家庭紙工業会では、「トイレットペーパー供給継続計画」を策定し、メーカーがトイレットペーパーの増産等を行うことになっていますが、それでも1か月程度の混乱が予想されます。

 

 このため普段から日常用とは別に1か月分程度のトイレットペーパーの備蓄をおすすめします。

 

 なお、備蓄は長巻で省スペースでの収納可能な備蓄用トイレットペーパーもあります。



超高級トイレットペーパーって

 

  私にはあまり縁がありませんが、世の中には何でもプレミアム・・・があるのですね。

ふんわふんわあ~なトイレットペーパー

 1ロールあたり、500円から1500円超のお値段だそうです。製紙会社の社長の一声で限定生産したいるらしいです。

 このような名前でググッて見て下さい。出てきますよー

・羽美翔(はねびしょう)

・羽二重(はぶたえ)

・うさぎ

表裏なんて関係ないのでしょうね~