推薦図書 脳障害者の思いやリハビリを理解するためにも、ご家族もぜひお読み頂きたい図書です。


「脳がよみがえる-脳卒中・リハビリ革命」

  ISBN-13:978-4391141061(市川衛)2011/9/4

 

 トップページのご挨拶にも紹介させて頂きましたが、ロッコロを汎用化・製品化しようとの思いに至ったきっかけになった図書です。2011年に放映された同タイトルのNHKスペシャルの番組内容に加筆出版されています。発症後6ヶ月を過ぎても効果のあるリハビリを中心に紹介されています。

 


「奇跡の脳~脳科学者の脳が壊れたとき」

  ISBN-13: 978-4102180211(テイラー,ジル・ボルト)2012/3/28

 

 アメリカの医学教育を担当する、女性脳科学者自信が若年にもかかわらず脳卒中を発症し、回復するまでをとても細やかに回顧記録そして病状などの体験をカムアウトされている書籍です。脳について最先端を研究し、よく知る立場での知見で書かれた一般向け書籍はこの本だけかも知れません。

 重度の麻痺が出現した脳出血でありながら5日目から自宅での手術待機など、日本では考えにくい医療制度などにも驚かされます。

 ただ、一般人向けに分かりやすく書こうとされていますが、少し難しいかも知れません。

 


やさしい図解「川平法」: 家庭でできる脳卒中片マヒのリハビリ

  ISBN-13: 978-4093107945 (川平 和美) 2012/06/27

 

 上記のNHK「脳がよみがえる」で紹介されている促通反復療法「川平法」を一般向けに川平和美教授自ら著・監修されている家庭向けトレーニング書(肩~腕~手~手指の20のトレーニング)

 


やさしい図解「川平法」歩行編 楽に立ち、なめらかに歩く

  ISBN-13: 978-4093108201 (川平 和美) 2014/02/12

 

 上記のNHK「脳がよみがえる」で紹介されている促通反復療法「川平法」を一般向けに川平和美教授自ら著・監修されている家庭向けトレーニング書(歩きの回復を中心に、立つ~動く~麻痺改善~歩く のトレーニング)

 


壊れた脳 生存する知(角川ソフィア文庫) 

  ISBN-13: 978-4044094133(山田 規畝子) 2009/11/25

 

 「高次脳機能障害」と本人・家族が診断され、「何それ」と思った方への推薦図書です。

行動や言葉に「なぜそんなこと・・・になってしまうの」と思ったときに、少しでも理解が出来るかもしれません。

 3度の脳出血で高次脳機能障害者となられた整形外科女医が、さまざまな出来事に戸惑い苦しみながらも驚異的に回復された。視覚失認で「見えれども見えず」や半側空間無視・身体失認により自分の左半分に「気がつかない」「存在がない」などの壊れた脳での生活を、諦めずユーモアもたっぷりに自ら分析・描写される。

患者として医師として医療へ、障害者として社会へ、多くの思いや提言をもしておられる感動の手記です。