手作りなワケ

 フィールドテストにおいて主要部は「暖かみのある木製が良い」とのご要望が多かったので、ヘッド部分は木材により1台毎に心を込めて作らせて頂いております。(レンタルモデルでは木円板内に樹脂成形するハイブリッド素材となっています)

 

 これらの木材は、歪が少なく経時的にも反りなどを生じにくい天然集成木材を使用しています。

 

 また、床や壁に設置するための支持構造は、障害の程度や住環境により異なる多用なバリエーションに出来るだけ対応できるよう汎用パイプシステム(主にスペーシア)を採用しており、ご相談頂ければ色々なご提案が可能なものであると考えております。


 ロッコロ  ゴの焼印

 

 焼け具合に多少のバラツキが出たりもしますが、それも手作りの味かなって思っています。

「レーザー刻印」での実演も頂きましたが、印刷したかのように綺麗過ぎて(笑)、やはり焼印に拘ってます。

 焼印章製造の メタルアート さまに自作の焼印機をご紹介頂きました。

 


 芯軸のシリコーン樹脂成形

 

 芯軸の木棒は32mmΦですが、塗布成形しているシリコーン樹脂の曲面はトイレットペーペー紙芯のJIS値である38mmΦの曲面に仕上げて、右回り/左回りの何れでも接面が広く捉えられる構造にして、ペーパーカット時の回転抵抗を上げています。

 手作りの治具(曲りへら)での塗布は二年半かかって、やっと思うものが仕上がるようになりました。エラストマーと呼ばれる軟材の成形製造の利用も考えましたが、厚みの変化が大きいので貼り付けが難しく… まだまだ手塗りしています。


円板状つば(鍔)の切削成形

 

 麦わら帽子のつば(鍔)の形状から この円板を「つば」と呼んでいます。

 


円板状つば(鍔)内の樹脂成形

 

 麦わら帽子のつば(鍔)から この円板を「つば」と呼んでいます。

木円板内にウレタン系樹脂を注入して階段構造を作っています。

レンタル版の加工にこの手法を用いています。

 樹脂注入の原型は3Dプリンターで作成しています。


 

 

 


 各部の作成にそれぞれの方面の多くのプロの方々に、様々なテクニックや知識・材料理論のアドバイス等を頂きました。ここに深謝いたします。

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